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特定非営利活動法人 茜の里
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特定非営利活動法人 茜の里は 平成24年(2012)5月31日をもって解散しました。 |
「茜の里」外観
茜や藍の作品が並ぶギャラリー |
「茜の里」(丸本功彦 代表理事)は、障害の種類や有無にこだわらない交流の場、既存の福祉施設等に適応が困難だったり、不安定で行き場が見つからない人々のための場として昭和62年に設立。平成13年に
NPO法人化しました。
菜の花と桜が咲く中、茜や藍などの草木染・織・紡のミニギャラリーを併設した寄居町末野地区の小さな施設を訪ねました。 |
作業で使った椎茸原木を
案内する丸本さん |
「茜があるから茜の里」。ユーモアたっぷり笑顔を忘れず話をしてくれる、それが丸本さんの印象でした。
施設を利用する方は、まず、「家には入れるか、食事ができるか、ごろごろできるか」など「人と一緒に過ごせるか」というところから始まるそうです。
コミュニケーションがとれるよう個室は作らず、「理事長ではなくただのおじさんでいい」と、利用者とはより身近な関係性を大切にされているように感じました。 |
藍の染料「泥藍」づくりを見学 |
「茜の里」では、桜染めなどの草木染め体験も行われていて、「人との触れ合いの機会が増える」と一般の方の参加も募っているとのこと。
「トラウマを抱えた利用者が、同世代の人と関わりを持つ際など、手助けをしていただけたら」。
様々な理由で人との関わりにトラウマをもつ同世代の若い利用者もいることや、ボランティアとの交流の中で、時には人と向き合え、元気になる人もあることを教えて頂きました。 |
「茜の里」名物 石臼挽きコーヒー |
お話を伺った後、石臼で豆を挽いてつくるオリジナルコーヒーをいただくことになりました。
「ここでは何でも自分でやってみる」。豆を挽く様子で、利用者の方の状態がわかることもあるようです。
この日、利用者の方とは挨拶を交わす程度にしか触れ合うことができませんでしたが、丸本さんたちのお話を通して、利用者がどんな問題を抱えていて、どのように接しているかを少しですが知ることができました。
この貴重な体験を活かして、支援を必要としている方に、微力ながらも手助けをしていきたいと思いました。 |
取材日:2010年4月21日(水)
担当:立正大学 社会福祉学部3年 飯田絢美
北部地域振興センター 担当K 担当D |
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