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2010年7月1日更新
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NPO法人道の空路(みちのそらじ)
「地域での生活しやすさ」を追求する
広い庭の木陰にある「そらじ」案内版
「道の空路」(杉山 泉 理事長)は、平成21年7月にできたばかりのNPO法人です。「生活サポート事業そらじ」と「児童デイサービス蒼空児」の2事業を通じて、就学前や学齢期の児童など、障害をもった本人と家族の「地域での生活しやすさ」を追求していく活動をしています。
深谷市にある施設で、理事の橋本誠一さんからお話を伺いました。
自閉症の子ども達に安心感を
120種以上ある自立課題の一部
自立課題のねらいを説明する橋本さん
まず目に入るのが、棚に置かれた120種類の「自立課題」と呼ばれるおもちゃです。
この色とりどりの自立課題は、自閉症の子どもの色・音・手の感覚に訴えることで、手先の器用さ、正確さ、集中力の高さなど、その子どもの強みを生かし、遊びながら生活にも役立つ能力を引き出すことを目的としています。
また、終わりのある課題を繰り返し行い達成することで、未来を見通すことが苦手で、常に不安を抱えている自閉症の子どもに安心感をもって過ごしてもらう効果もねらっています。
驚くことに、これらは全て職員さんの手づくり。子ども達のこだわりや個性をイメージし、様々な工夫を凝らした自立課題は、職員の皆さんも楽しんでつくっているとのことです。
子ども達の成長の喜びを共有して
熱心に自立課題に取り組む
職員の皆さんにとって何よりもやりがいであると感じるのは子ども達の発達・成長を日々間近で見ることができることだそうです。
子ども達の成長を実感した職員さんは嬉しい、その成長を伝えられたご家族も嬉しい、そのことをご家族にほめてもらえたお子さんも嬉しい、そんな素敵な循環が、更なる子ども達の発達へと繋げているのだと思いました。
道の空路(そらじ)・旅の途中
真剣にお話を伺う学生
「“道の空路”は、“旅の途中、終着点ではない”という意味で名付けました」という橋本さん。
障害をもつ子どもや家族に寄り添いながら、生活の質の向上を図る橋本さんたちの取り組み。障害を持つ子ども達への理解が進み、この「安心の場づくり」が更に地域に広まっていけばいいなと思いました。
連絡先
所在地:〒366−0821 深谷市上野台3116−4
TEL:048−594−8417
ホームページ
http://sorazi.wix.com/sorazi
取材日:2010年5月12日(水)
担当:立正大学社会福祉学部3年 三上光理
立正大学社会福祉学部3年 新部明日香
北部地域振興センター 担当D / くまがやねっと みいちゃん
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