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特定非営利活動法人
くまがや有機物循環センター
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堆肥センター |
「くまがや有機物循環センター」(西野 則幸理事長)は平成15年に設立されました。食品残さなどの有機性廃棄物から堆肥をつくり、その堆肥を地元農家に使ってもらい、できた作物を地元で消費してもらうという、資源リサイクルの活動をしています。
この日は、作業場である堆肥センターを訪ね、活動についてお話を伺いました。 |
生ごみ回収の様子 |
熊谷市内の学校給食の残さや協力家庭約300戸から出る生ごみを週1回のペースで回収し、堆肥づくりをしています。
家庭生ごみの回収は、「熊谷生ごみお宝の会」のボランティアの方々が回収しています。生ゴミを分別・回収することで、焼却することもなく堆肥として生まれ変り、CO2の削減につながり地球環境にも優しくなっています。 |
堆肥化へのお話を聞く
ローダーで毎日撹拌します。 |
生ごみ、牛フンからの堆肥作りと聞いて、堆肥独特の強い臭いを思い浮かべていましたが、臭いはほとんどありませんでした。好気性の微生物(菌)を使用して堆肥化しているので臭いが抑えられているとのことです。
食品残さと牛糞尿、菌の入った木材チップの混ぜられた堆肥の素は、菌の作用で50〜60度まで暖かくなって湯気があがっていました。これを定期的にかき回すことで菌に酸素を送り込み、発酵分解がされます。最後にふるいにかけて堆肥のできあがりです。 |
千葉さんと学生記者 |
「今は、作った堆肥をJAや農家に販売していますが、今後は、実験農場をつくり、ここでつくった堆肥を利用して作った農作物を家庭に提供していきたい。また、生ごみを提供してくれる家庭をさらに広げていきたい。」と理事の千葉さん。
家庭ごみを分別することで、身近な環境問題や食育への意識も高まるのではないかと思います。自分たちの生活と切り離せない課題の取材ができ、良い経験になりました。 |
取材日:2011年2月23日(火)
担当:立正大学 法学部 4年 保延 渉
地球環境科学部 3年 田村 健太郎
北部地域振興センター 担当H
くまがやねっと みいちゃん |
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