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特定非営利活動法人
市民シアター・エフ
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酒蔵を改装した街の映画館
「深谷シネマ」外観 |
「市民シアター・エフ」(竹石研二理事長)は、平成12年7月にNPO法人化しました。
同法人は、ミニシアターをはじめとする映画文化の普及と発信を通して、市民の生活文化の向上とまちづくりに取り組んでいます。
この日は、同法人が開設した街の映画館深谷シネマを訪ねて、スタッフからお話を伺いました。 |
上映作品についての
思い入れを語るスタッフ |
深谷シネマでは他の映画館と異なり、デジタルや3Dではなく、フィルムリールをモーターで回転させ、ランプで投影する昔ながらの簡素な映写機を使用。現代の映画から古い映画まで数多く上映をしています。
フィルムはデジタルとは違い、懐かしさを感じさせます。スタッフの方は、「名作にも良いもの悪いものがあるのと同じで、世に知られない映画や古い映画の中にも良い作品があるので、街の方々にぜひ、見ていただきたい。」と話していました。 |
実物フィルムの
サウンドトラックに見入る |
深谷シネマ(60席)は、フィルム映写機で毎年約50〜80作品を上映してきましたが、デジタル映写機が無いと新作の多くが扱えなくなりました。そのため、フィルム映写機を残しながら、来年(平成25年)3月にデジタル映写機を導入する予定。その費用に充てるため、市民や地元企業などから賛助会員を募集しています。 |
スタッフからお話を伺う取材陣 |
スタッフの方々は、「映画が好きだから映画で街づくりをしよう」と今日まで活動してきました。その中で、機材の寄付を受けたり、映画の世界に入り込んだような映画にふさわしい背景がある酒蔵を見つけたりと幸運が続きました。
一方で、デジタル化の波やより多くの人に映画を楽しんで貰えるにはどうしたらよいか等、苦労をされているようにも思えました。 |
映画フィルム
2時間で約3kmのリール |
そのような苦しい背景の中にも、深谷シネマは映画のストーリーのように歩んでいるように思われます。今後とも、深谷シネマの映画館としてのストーリーが展開されていくことを願っています。
また、県民の皆さん、特に若者の皆さんには、深谷シネマのお客様が減っているので、ぜひこの映画館に興味を持って、こちらに足を運んでいただきたいです。温かいご支援とご協力をお願いいたします。 |
所 在 地 : 〒366-0825 深谷市深谷町9番12号
T E L : 048-551-4592 |
取材日:2012年12月19日(水)
担当:立正大学 社会福祉学部社会福祉学科2年 飯嶋 浩一
社会福祉学部社会福祉学科2年 渡辺 貴史
立正大学ボランティア活動推進センター 横山 奈加子
くまがや館 なべさん
北部地域振興センター 担当 E・K |
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