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2014年1月17日更新 →バックナンバー
今回のテーマ

特定非営利活動法人ランポーネ


心温まる場所へ
特定非営利活動法人ランポーネ
米澤施設長からお話を伺う学生たち
 「ランポーネ」(高橋 和重理事長)は、平成22年10月にNPO法人化しました。
 同法人は、障害を持った人が自分のペースで働ける場所を提供することを目的として活動をしています。
 この日は、同法人が運営する就労継続支援B型事業所「カフェギャラリー ギャレット」を訪ねて、米澤施設長からお話を伺いました。


みんないっしょに
特定非営利活動法人ランポーネ
高橋副代表理事のこだわりの
天井と壁です
 この「カフェギャラリー ギャレット」は、平成25年4月1日に熊谷市村岡の熊谷市立吉岡小学校の近くに開所しました。カフェ・ギャラリーのほかパン売り場も併設しています。
 施設に入ったとたん、焼きたてのパンの良い匂いが漂います。施設内にはグランドピアノや素敵な絵画が展示されていました。特に青い天井と桜色の壁が印象的でした。
 建物のコンセプトは高橋淳子副代表理事のデザインだそうです。「天井は、青空を現わし、壁は桜、床は大地を現わしています」と高橋副代表理事はおっしゃっていました。
 時にはピアノをスタッフが弾き、みんなで合唱します。
 展示されている絵画は、美術愛好家の方に協力して頂いています。


楽しく働くこと
特定非営利活動法人ランポーネ
ギャラリーとして作品展示されています
 「3年、5年と続けていき、利用者さんをもっと増やして行きたい」と米澤施設長はおっしゃっていました。利用者にもお会いして、ご挨拶させていただきました。
障害を持っていても、ミシンを動かしたり、レジを打ったりと様々なお仕事をされています。働いている姿は、とても楽しそうだと感じました。
 店内のゆったりとした雰囲気の中で、交わされるお客さんとのやり取りは、普通のカフェ以上に心安らぐものがあります。


地域の方々のために
特定非営利活動法人ランポーネ
パンは豊富なメニューが
用意されています
 パンは、1個30円からと大変お買い得です。我々学生のお財布にもやさしく、ぜひ利用したいと思います。
 カフェは、定食やスパゲティーなどのメニューが豊富です。職員の方にオススメを伺ったところ、パフェやあんみつ等のスイーツが、女性に人気とのことです。
 お客さんの中には、若い方も多いようです。お茶やランチをとりながら、絵画などの芸術も楽しめます。かわいい小物の販売なども行っていました。
 これからも事業を継続し、利用者の規模を拡大していくそうです。温もりのあるアットホームな雰囲気を醸し出し、かつ日常の喧騒から一時解放させてくれる「カフェギャラリー ギャレット」に、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


音楽を通じて
特定非営利活動法人ランポーネ
緑の建物とこの人形が目印です
 同法人は合唱活動も行っています。30年前に作った地域のコーラスサークル「ランポーネ」(同法人名)が母体です。
 当初、障害を抱える子供も受け入れて、コンサートを行っていました。その時、高橋副代表理事は、生き生きと歌う子供たちの姿に、感動を覚えて「障害がある人が活動する場をつくろう」と思い立ったそうです。
 現在は、第1、第3、第5土曜日にはうたごえの企画、第2、第4土曜日には福祉コンサートを開催しています。
 人が集まる場所を提供し、地域の交流の場、障害者のある人が活動・交流する場づくりに情熱を注いでいる同法人に温かい御支援、御協力をどうぞよろしくお願いします。


所 在 地 : 〒366−0815 埼玉県熊谷市村岡102番地
T E L   : 048−577−3657


取材日 : 2013年12月11日(水)
担当 : 立正大学    社会福祉学部2年 佐藤翔吾
             地球環境科学部2年 大内健弘
            北部地域振興センター 担当 A・K

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