なでしこ保育園のシンボル“柿の木”
<NO TV>
なでしこ保育園では、
園児達にアニメやビデオ教材を見せることはありません。
その証拠に、なでしこ保育園の園舎にはテレビが1台もないのです。
なぜかと言うと、
それは「園児達がテレビから学ぶことはない」という考えがあるからです。
その分絵本の読み聞かせを1日に3回ほど行っています。
テレビがないからこそ、絵本を読んだり、
自分達で遊びを考えたりできるので、
園児達の考える力が養われます。
保育室の中には、テレビが見当たりません。
<和太鼓>
なでしこ保育園では、リズム保育を取り入れています。
その年に合った無理のない楽器を使用し、
楽しめるように工夫をしています。
特に年長さんになると、まとめといった意味も込め、『和太鼓』に挑戦します。
目標は10月の運動会です。
その舞台に向けて、園児達は一丸となって練習に励んでいます。
舞台が終わった後は、
園児達の表情が大人っぽく変化していくのだそうです。
<なでしこ文庫>
なでしこ保育園では、絵本の読み聞かせに重点を置いています。
絵本の読み聞かせは、豊かな心と言葉を育むことにとても効果的です。
その一環として、園施設内に園児達の為の図書館があります。
こちらの建物はまだ新しく、とても素敵な図書館です。
所蔵図書は、なんと約4000冊。
週に1回貸出を行い、
家庭でも絵本の読み聞かせができるように配慮しています。
また、この図書館は近隣の方も利用することができます。
育児書なども所蔵されているので、保護者の方も嬉しいですね。
おしゃれな外観の図書室です。 約4000冊が所蔵されています。
<子育て支援センター>
第一園舎には『パーシモン』、第三園舎には『すずかけ』といった
子育て支援センターがあります。
地域の方々の子育てを支援するのが目的です。
保護者同士のサークル活動や、子育て講座、子育て相談などがあり、
たくさんの保護者の方が利用しています。
この日も多くのお母さん方が来ていました。 サークルの案内も張ってあります。
その他、保護者向けに1日保育士体験といった活動も行っています。
家にいる時とはまた違ったこどもの姿を見ることができたり、
先生の大変さを実感したりと、
とても貴重な体験ができると評判です。
門倉文子園長は、
「園として大きいことが良いことではない。1対1を大切にしたい」と言います。
園児1人1人とふれ合いながら保育をすることが重要なのだそうです。
その一環として、絵本の読み聞かせやなでしこ文庫が挙げられます。
絵本の読み聞かせは、
園児と保育士との人間関係を深めるだけでなく、
親子の絆を深めることにも繋がります。
保育士と園児、保護者と保育園など、
1人1人の繋がりを大切にしている、なでしこ保育園でした。 |