<モットー>
「園児達がたくさんの夢を持てるように」を目標としている長棹園長。
色々な体験をさせることで、たくさんの夢を持ってもらいたいのだそうです。
虫が好きな園児がいれば、「大人になったら、虫のことを研究する人」、
習字が上手い園児がいれば、「大人になったら、字を書く仕事」など、
さまざまな体験を通して、具体的な夢を園児達が持てるようにしています。
<すべり台>
玄関ホールの目の前には螺旋階段があります。
その内側は、螺旋状のすべり台です。
所沢元氣保育園のシンボル的存在ですね。
このすべり台は非常用というわけではありません。
2階から1階へ移動するだけでなく、
園児達の遊び場としても活用しています。
1階部分は絵本コーナーがあります。
またすぐ隣にはベンチが設置されているので、
園児達は滑り降りた後に、そのまま絵本に没頭したり、
ベンチに座ってのんびりと過ごしたりしているようです。
この場所は園児達のお気に入りの場所ですね。
螺旋のすべり台
<朝の活動>
毎朝、『朝の活動』という時間を設けています。
まず正座をして黙想をした後、絵本の読み聞かせや、
絵本などを使わない素話などを毎日取り入れることにより、
日本語(言葉)が豊かになることを目標にしています。
また、心を育てるためにお習字を週1回取り入れています。
朝の短い時間に集中させることで、
園児の集中力や精神力を養っています。
小学校などでは、朝の10分間読書などを設けていますが、
保育園でも行っているのは珍しいです。
取材時に取り組んでいたのは、『十二支』と『月雅称』でした。
メロディーに合わせて歌いながら覚えるので、
園児達はすぐに言えるようになってしまいます。
家に帰ってから、園児が『十二支』と『月雅称』を口ずさんでいるのを聞いて、
保護者の方がとても感動したという話もあるといいます。
特に『月雅称』は、大人でも言えない人がいるので、
小さい頃からすべて言えるのはすごいですね。
このボードを使って、歌いながら覚えていきます。
<語尾>
保育のことだけでなく、
保育士が話す言葉遣いにも美しい日本語が使えるように注意しています。
特に『語尾』には気を付けているようです。
例えば、園児を呼ぶときに「○○ちゃーん。」と呼びます。
そうすると、園児は「はーい。」と返事をします。
ですが、「○○ちゃん。」と語尾を短く言うことで、
呼ばれた園児も「はい。」としっかりした返事をするのだそうです。
とても不思議ですね。
園児達がきちんと返事をするために、
保育士が語尾に注意して話しているのです。
<守り神>
所沢元氣保育園の屋根には動物達のオブジェがあります。
フクロウのオブジェには「不苦労」という意味、
6匹のカエルのオブジェには「迎える(6カエル)」という意味があるのです。
シーサーやウサギなどのオブジェもあり、
これは園児達を守る『守り神』の存在です。
園児達が園庭で元気に遊んでいる姿を、温かく見守っているようですね。
フクロウと6匹のカエル
所沢元氣保育園の保育士達は皆元気な笑顔が印象的です。
園児達が元気に過ごせるように、
まずは保育士たちが、元気に明るく笑顔で過ごしています。
こどもは大人の姿を見て、真似をすることで成長していきます。
身近な存在である保育士が、
園児達の前で暗い表情やマイナス思考になってしまわないよう、
常に気を付けているのだそうです。
園児達も保育士達も、明るく元気な笑顔の所沢元氣保育園でした。 |