三郷ひだまり保育園はつくばエクスプレス三郷中央駅から
徒歩10分の好立地にあります。
近年爆発的に人口が増えた三郷市の待機児童を解消するべく、
この8月に開園したばかりの新しい園です。
<布おむつ>
多田園長は、『こどもにとって何が大事なのか』を第一に考えます。
その考えの表れとして、おむつの取れていない子は、
保育中は布おむつで過ごします。
そうすることで不快に感じ、おむつが早く取れるようになります。
家庭では紙おむつをしている家庭がほとんどのようですが、
登園時に親御さんが布おむつに替えることで、
引き渡し前に少しでも親子のスキンシップを
図ってほしいという狙いもあります。
<地熱利用>
園舎の特徴の一つに地熱利用があります。
一年を通じて温度差が少ない地熱を利用することで、
夏涼しく冬暖かい心地よい園舎が実現しました。
実はこのシステムは埼玉県の保育園で初めて取り入れました。
冷暖房に頼らないこのシステムはエコなだけでなく、
クリーンなのでアレルギーやぜんそく持ちの園児にも優しいと評判です。
また風邪も引きにくくなったため欠席数が減ったそうです。
予想外の効果に笑顔が増えました。
床に設置された地熱の通風口
<コーナー遊び>
2歳児から5歳児の教室にかけて、
5つの遊戯コーナーが設けられています。
『造形』『ブロック』『パズル』『ままごと』『絵本』の
5つに分けられたコーナーは個々の興味関心を広げていきます。
またここでは2〜5歳の異年齢児が一緒に遊びます。
そうすることにより年下の園児は年上の園児に対する憧れや刺激を受け、
色んなものへの興味や好奇心が広がります。
年上の園児は年下の園児を守ろうとすることで
ゆずり合いの精神や優しさを育むことができます。
その結果、園児たちはルールを守り、我慢できるようになったといいます。
絵本コーナー
<ひだまりバイキング>
こどもが成長する上で食育はとても大事な要素です。
ひだまりバイキングでは春夏秋冬の旬の食材を
バイキング給食として取り入れています。
季節の食材を食べることで、
どの食材がどの時期に取れるのかを体で覚えることができるだけでなく、
丈夫な身体をつくることもできるのです。
また、作る側と食べる側がお互いの顔を見れる関係を
作りたいという園長のこだわりにより、
ランチルームとキッチンは対面式になっています。
取材時にも栄養士さんとこどもたちの楽しそうなやりとりを
目にすることができました。
対面式のランチルームとキッチン
多田園長の保育目標の一つに
『身体を動かし、健康でのびのびとした子』があります。
この日もひだまりたっぷりの園庭で、園児達は元気に走り回っていました。
遊び終わったら心地よい園舎でおいしいランチを楽しみます。
何気ない保育風景ですが、
その過程ごとに散りばめられた様々なこだわりが、
1ランク質の高い保育を実現しているように思われました。
『こどもにとって何が大事なのか』のモットーが
随所に感じられた三郷ひだまり保育園でした。
お気に入りのデッキと多田園長 |