“そもそも範疇外、ありえない男たち”と本の帯には、この本の主人公である間宮兄弟のことが紹介されています。
「ありえない男たちの恋愛とは何だろう。」このキャッチコピーが気になって手に取ってみました。ありえない男たちというのは当たっているなぁと感じます。悪い意味で はなく良い意味でです。
江國香織さんの描く女性キャラクターは、個性があって面白い主人公が多いと思いますが、この兄弟もなかなか面白い。この兄弟のように、真っ直ぐに、正直に、純粋に、楽しく生きられたらどんなに楽しい人生でしょうか。
うらやましいとさえ感じる兄弟です。読んでいて楽しい気持ちになりました。自分の生活を振り返らせてくれる一冊でした。 |