作者の山口隼人さんは25歳で難病を発病し、闘病生活を余儀なくされた。
「二度と歩けないかもしれない」そんな不安と戦いながら困難を乗り越えてゆく闘病記。
「パパが歩けるようにみゅうのあんよパパに半分あげる」3歳の娘さんが
幼い心でパパのことを心配してくれることばは泣けてしまった。
障害をのりこえた作者はプラス思考の大切さを教えてくれた。
現在闘病中の人も落ち込んでいる人もぜひ読んでほしい一冊だ。
作者の持つ困難を笑顔に変える力は生きていくのにきっと
一番大切なこと、その裏では人知れず多くの涙を流しているに違いない。
苦労を知った人のことばだからこそ、勇気がもらえるような気がする。
8月のある日、作者の山口さんにお会いした。
お母様と一緒に来て下さった。とても明るい好青年だ。
この本を読んで、多くの人が励まされることを望んでいますと言う顔は
とてもすがすがしかった。
闘病生活を余儀なくされている皆さんのために、
障害を持つ皆さんのために、ぜひ力になっていただきたい。
山口さん、希望を与える光になってくださいね。 |